パチスロの攻略法ば教えちゃるけん【1号機編】

パチスロの攻略法ば教えちゃるけん【1号機編】

前回のコラム(パチスロの攻略法ば教えちゃるけん【0号機から1.5号機までのメイン機種】)では、パチスロ0号機から1.5号機のメイン機種、特に有名な攻略法ば紹介してきたったいね。

ほんなこつメイン機種以外にも、1号機には攻略法が使えた機種がまだまだあるとよ。そげんほど1号機のメインやなかばってん有名な機種の攻略法ば今回は紹介していく。メインの機種やなかけんこそ、攻略法が伝わるとが遅うて、実はメイン機種よりも稼ぐことがでけた! なんちゅう機種もあったそうや。

ワンダーセブン(1号機)

ワンダーセブン(1号機)

ワンダーセブンは東京なんかの関東地方やと設置が少なかったばってん、西日本ではなかなか人気が高かった機種ばい。こん機種は現在主流の完全確率でボーナスば抽選する機種じゃのうて、吸い込み方式(何枚メダルば吸い込んだか)で抽選する機種やったんよ。そいけん、基本的にボーナスが成立するゲーム数が決まっとって、そのゲーム数ば狙うっちゅう、現在で言えばチャンスゾーン狙いや、天井狙いんような立ち回りが有効やったんよね。

そげんチャンスゾーン狙いや、天井狙いちゅう正攻法じゃのうて、この機種の有名な攻略法に「永久チェリー抜き」ちゅうもんがある。こん攻略法のやり方はものすご簡単で、BIGボーナスが成立したら、チェリーば目押しし、チェリーが揃うたら次のゲームは空回しでほかっとくとまたチェリーが止まる。その後も、空回しすると毎回チェリーが止まり、投入枚数が3枚に対して、角チェリーの払い出しが6枚やけん、1ゲーム空回しするごとに3枚ずつメダルが増えていくちゅう攻略法なんよ。

この攻略法が使えんごと基盤ば変えて1.5号機として登場したワンダーセブンⅡでは、この永久チェリー抜きは使うことができんで、チャンスゾーン狙いと天井狙いのみが使える攻略法となったんよ。

ナイアガラ(1号機)

ナイアガラ(1号機)

現在でも「北斗の拳シリーズ」やら「エウレカシリーズ」とか、ヒット作品ば発売し続けとるサミー(当時はサミー工業)が1号機として発売したとが、このナイアガラばい。この機種はブロック方式ちゅう独特な抽選方法ばしとったことでも有名な機種やね。

このブロック方式ちゅーのは、「投入枚数3700枚ばひと区切り(ブロック)として、その範囲内でビッグとREGの発生回数があらかじめ決められとる」ちゅうもんで、ブロックの区切りば判別することが不可能やったけん、チャンスゾーン狙いや、天井狙いといった攻略法は使いきらんやった。

ばってん、この機種も上記のワンダーセブンと同じく永久チェリー抜きば行うことが可能やった。やり方は、ワンダーセブンと似とって、BIGボーナスが成立したら、左・中リールにチェリーば狙うだけ。ワンダーセブンと違うところはビタ押しが必要なところで、この機種んチェリーは7枚の払い出しのため1ゲームごとに4枚増えることに加えて、無駄に空回しばせんでよかけん目立たんとよ。そして目押しさえできればスピーディーにメダルが増えるちゅう利点があったんよね。

永久チェリー抜き以外にもこん機種には攻略法が存在しとり、REGボーナス中んJACイン時に中→右→左リールん順に特定箇所ば狙うて上段に15枚役んベルば揃えることで獲得枚数アップが可能やった。普通に打つよりも約40枚多う得らるーけん、永久チェリー抜きに比べるとインパクトは弱かばってん、効果的な攻略法やったね。

永久チェリー抜きん対策として基盤が変えられて導入しゃれたナイアガラ2αやったが、永久チェリー抜きは大作しゃれとったばってん、REGボーナス中ん獲得枚数アップん攻略法はそんまま使えたため、こん獲得枚数アップ打法は長う使わるー攻略法となったね。

ハイアップ

ハイアップ

この機種はスタートレバーが右側にあるちゅう、一風変わった作りで、メダルば投入してすぐにレバーが叩けるごとっちゅう配慮で作られとったんやが、他の機種で左にスタートレバーがついとる人には逆にやりにくかったんかそげんほどヒットせんで、結局3号機の「トライアンフ」で終了してしもうたんよ。

ほんで、当時はパチンコもパチスロも1回交換が主流やったとにも関わらず、この機種は無制限仕様で作られとった(ボーナス中ん知識や技術がばり必要な設計)んで無制限で営業しとーホールが多かったり、左リールの停まり方がいびつやったりと、結構実験的な機種で、大ヒットはせんかったばってん、玄人受けする機種やった。

このハイアップにも攻略法は存在しとって、右・中リールでベルば右上がりで揃う形にテンパイさせ、最後に左リール枠上にチェリー(上段にベル)ば狙うと、フラグが成立しとらんでもチェリーか、ベルが停止してしまう。チェリーん場合は払い出しが4枚、ベルの場合は払い出しが15枚になるけん、少しずつメダルが増えていくちゅうわけよ。また、ワンダーセブンやナイアガラではBIGボーナスが成立した時のみ攻略法が使えたが、こんハイアップはいつでんこん攻略法が使えた。

一つ問題としては、このハイアップは吸い込み方式ば採用しとーがために、この攻略法ば使うと一生ボーナスが成立せんていうところ。ずっとこの攻略法ば使うとると、ホールからバレる可能性も高か少しリスクん高か攻略法やったちゅうわけやなあ。

この略法以外にも、ハイアップにはREGボーナスが成立したときに、2枚掛けで右→中リールに7ばテンパイさして、左リールに上段2コマ上にあるチェリーば狙うと、チェリーが停まって4枚の払い出しが受けらるっちゅう、チェリー抜きも存在しとった。

パルサーXX(1号機)

パルサーXX(1号機)

現在でもシリーズ機が発売しゃれとーパルサーシリーズは1号機の時代からすでにホールで活躍しとった。現在でもAタイプば好んで打つ人はリーチ目ばものすご覚えとーっちゅう人も多かとやなかやろうか? 現在ならネットや攻略情報誌ば読めばリーチ目が載っとーし、リーチ目ば知らんだっちゃ液晶や、ランプなどでボーナスば教えてくるー台がほとんどばってん、1号機時代は基本的にリーチ目は自分で打って、新しかリーチ目ば覚えていくちゅうのが主流やったね。

このパルサーXXは「成立役や最初に停止させたリールの位置によって、第2・第3リールん停止位置ばあらかじめ決める」ちゅうテーブル方式の制御ば採用しとって、ボーナスが成立すると、通常時とは違う制御でリールが停まることで、リーチ目が出る、ちゅうような流れになっとった。

当時はそげんリーチ目ば搭載しとー機種はなかったんやけど、こんパルサーXXは2000種類以上とも言わるーリーチ目ば搭載しとって、リーチ目ば知らんで捨てていってしまうお客しゃんの後ばハイエナするちゅうような攻略法が存在しとった。

ボーナス図柄が一直線に並ぶなどん簡単に見抜くるようなリーチ目なら、初心者でもわかりやすかっちゃが、なかなかわかりにくかリーチ目などは捨ててしまう人も当時は結構おったようばい。 ハイエナ防止んために、リーチ目のシールば貼ってくるようなホールも当時は存在しとったごとあるなぁ…

ニューデートライン(1号機)

ニューデートライン(1号機)

パルサーXXほどやなかばってん、リーチ目ば大量に搭載しとって人気が高かったとがこのニューデートラインばい。約400個ほどのリーチ目ば搭載しとるほか、最低設定の機械割が約70%ちゅう激辛仕様で、当時は7枚交換などが主流やったが、等価交換仕様で作られとったんも特徴ん一つやった。

基本的にわかりやすかリーチ目が多かったけん、多少打ち込んどーお客さんなら見逃すことが少なかったようばってん、やっぱ、この機種で、リーチ目ば知らんで台ば離れたお客さんのハイエナばして利益上げることがでけたようやね。

それから、攻略法とは言えん下パネルばブチくらして、エラーば起こすことで「強制的にビッグ状態とする」ちゅうような派手なゴト行為も行われとったごとあるね~。

アメリカーナXX(1号機)

アメリカーナXX(1号機)

前回のコラムで紹介したトロピカーナ7もそうばってん、このアメリカーナXXにも「遅れ」が搭載されとった。遅れが発生すりゃあボーナスちゅうことで有名ではあったんやけど、やっぱ、ライトユーザーん中には遅れたんか、遅れとらんのかがわからんで、捨ててしまうちゅう人がおったんよね。慣れとるプロになると、自分の台以外に隣ん台の遅れも見抜いてから、隣の人が台ば離れたら、その台ばすかさず打つちゅうような攻略法も存在しとったけんね。

特にこのアメリカーナXXは、BIGボーナスが成立したときはすぐに揃えることが出来んで、約50枚吸い込んで、その後約50枚ば払い出してから当たるちゅう不思議な特徴があったんよ。やけん、遅れがあったかどうかわからんで、一応ボーナス図柄ば狙うてみたっちゃ揃わんけんヤメて、実はボーナスが成立しとった、ちゅうことがある機種やけん、ハイエナしやすか機種やったみたいやなあ。

アーリーバード(1号機)

アーリーバード(1号機)

このアーリーバードには通常時に小役の周期があって、14or15枚役の後には13or14ゲーム目に、12枚役の後には6or7ゲーム目、もしくは14or15ゲーム目に、10枚役の後には6or7ゲーム目に小役が揃うちゅう規則性があった。そして、その周期が崩れた場合はボーナス成立となるため、周期ば知らんで辞めた台があればハイエナしてボーナスば揃えるちゅう攻略法があったんよ。

現在んごと情報がありふれとー時代ならともかく、こういった細かか周期ん規則性ば見つくるとはなかなか困難やったとは思うんやが、当時んスロプロたちの観察眼には頭が下がるね~。

ちなみにこの攻略法はアーリーバード以外で、ブロンコ(1号機)、ニューポート(1.5号機)、バイキングマスター(1.5号機)などでも使うことが出来たそうばい。早めに攻略法ば見つけてしまえば、他の機種でも流用して長う稼ぐことがでけたっちゅう訳やなあ~。

まとめ

前回コラムでは紹介しきれんかった1号機の攻略法ば今回は紹介してきたけどどげんやったね?。当時はネットや攻略情報誌がなかったのはもちろん、台ごとに詳細なデータランプなんかもなか時代やったけん、パチスロユーザーたちは台の横にメダルば置いていろいろな数値ば数えたり、中にはリール窓ば上からんぞき込んでホッパーに貯まっとーメダルばチェックするっちゅう強者もいたそうばい。基本的には自分のパチスロへの努力と、仲間ば作って情報ば共有することでばり勝てた1号機時代は、今とは違うパチスロの魅力があった時代やなぁ~とつくづく思うね。