パチスロの攻略法ば教えちゃるけん【2号機メイン機種編】

センチュリー21

小さかリールばっかりやった時代に、大きなリールとインパクト大な7図柄の見た目、そして最近の機種でも搭載されとるような、左リールと中リールに7図柄ば停めて、最後に右リールば停めたときに、7が停まればBIGボーナス、BARが停まればREGボーナスとなるなど、ゲーム性でも人気が高かったセンチュリー21。

2号機時代で一番のインパクトば与えた攻略法はこのセンチュリー21で発覚したセット打法やなかやろうか？　まずメダルば1枚投入し、清算ボタンば押しながらレバーば叩く。リールが回転したら清算ボタンから手ば離し、中段ライン以外に7図柄ばビタ押ししてテンパイさせ、メダルば2枚投入。最後に残ったリールに7ばビタ押しすることで、7が揃うてBIGボーナスがスタートしてしまうちゅう攻略法ばい。

センチュリー21が登場するまでの機種はリールが細こう、ビタ押しが難しか機種が多かったんやが、このセンチュリー21のリールは過去の機種と比べてばり7図柄が大きゅう、ビタ押しがしやすかった(過去ん機種と比べてばってん）ため、この攻略法は今までの機種でビタ押しの修行ばしとった人にとっては簡単にできてしまう攻略法やったとよ。

この攻略法が使える機種はセンチュリー21の他に、リバティーベル3、リバティーベル4、アメリカーナマグナム、ロックンロールの5機種。リバティーベルシリーズは2号機ではありえんような、ボーナスの連チャン性で人気の高かった機種やなあ。

しかも、この攻略法は当時発売されはじめていた全国紙の攻略雑誌に載ったことで一躍全国のパチスロユーザーに知れ渡っていったと。

全国紙にこの攻略法が載った後は、ホールも島の閉鎖や、従業員による徹底的な監視、中には清算ボタンの配線ば抜いてしまう(違法ばい)ようなホールも現れて、なかなかこの攻略法が使えるホールは少のうなってしもうたごとあるね。

ただ、全国的に知れ渡る前にこの攻略法ば見つけとったプロは、この攻略法だけで家ば1軒立ててしまうほど勝っとったっちゅー噂もあったほど、効果は抜群やったんよ。

ちなみに、センチュリー21、リバティーベル3、リバティーベル4とは別んメーカーから登場しとった、アメリカーナマグナムとロックンロールはホール側も見逃しとーことがあって、攻略法が全国で知れ渡ってからも、しばらく攻略法が使えとったげな。

サファリラリー

すでに3号機が数多く導入されはじめていた1990年の秋ごろに導入されたとがこのサファリラリーやった。スペックはBIGとREGに加えて小役の集中で出玉ば増やしていくちゅう、2号機ではありふれとースペック。サファリラリーちゅう名前の通りに、カーラリーがモチーフになっとる機種のため、絵柄がバッテリーやハンドル、ヘッドライト、ヘルメットなどクルマ関連のもんになっとるところが当時としては珍しかったばってん、そげん人気が高い機種ちゅう訳でもなかった。

ばってん、大連チャンする裏モノがたくさん出現しはじめたん、いろんな攻略法が見つかったことで、導入してから1年ほどした頃に、人気が高まってくるんや。

まず最初に見つかった攻略法が小役抜きばい。1枚掛けで遊戯しようばってん、3枚掛けで遊戯しようが小役に設定差がなかったため、1枚掛けでしっかりと左リールにチェリー狙いばして遊戯するだけで、機械割が上がるちゅう攻略法やった。効果は高かばってん、ボーナス確率は3枚掛けん方が高かったけん、時間効率ちゅう部分では少し1枚掛けん分が悪う、この攻略法だけではそげん人気とはならんかったやろね。

続いて見つかった攻略法でサファリラリーの名は全国的に知れ渡っていくんよ。それが、REGボーナスばBIGボーナスに変換してしまうちゅう打法ばい。もともと、このサファリラリーはREGボーナスん比率が高か機種やけん、そのREGボーナスばBIGボーナスに変えてしまうことで、約4倍の獲得枚数ば獲得するちゅう抜群の効果ば発揮する攻略法やった。

攻略法のやり方はいたっちゃ簡単で、 REG成立ば確認したら1枚掛けで中段に7ば狙うだけちゅうもん。REGボーナスが成立したときだけ、左リールにヘルメット・バッテリー・ヘルメットん1確目が出るけん、その出目が出現したら攻略法ば使うチャンスちゅーわけばい。

この攻略法はビタ押しすりゃ絶対にBIGボーナスが揃うわけやなく、、押した位置と選択されたスベリコマ数が上手く合致したときのみ成功する。そして、それが意外と合致せずに数十ゲーム経ったっちゃ揃わんていうこともあったそうな。

裏モノのサファリラリーば設置しとるホールでは基盤の対策が行われとったそうばってん、ノーマルのサファリラリーば設置しとるホールでは、対策が行われとらず、基本的には店員の監視での対策や、1枚掛け禁止の張り紙ばしての対策くらいやったそうやね。ばってん、成功までにひまんいる攻略法やったため、気の弱かような人はあまり使えん攻略法でもあったごとあるなぁ…。

そして、最後に紹介するとは攻略法ちゅうよりはゴトに近かけど、「クレジット99枚セット打法」ばい。手順としては、クレジットば有効にしとる状態で6枚メダルば投入、クレジット表示が3の状態で1ゲーム消化して、ベットボタンと清算ボタンば交互に連打するだけちゅうシンプルなもん。これが成功するとクレジットの表示がなんと99になってしまうんや。

特に違法な器具ば使うとるわけじゃなく、台ば叩いたりといった不正な行為ばしとるわけやなかけん、最初は攻略雑誌などにも攻略法として紹介されとったこともあったそうばってん、後にこの打法ば使うた人が逮捕されたり、裁判で詐欺罪や窃盗罪として問わるーちゅうことがあったけん、使用NGな攻略法やった。ホールの対策としては、清算ボタンの配線ば切って対策しとーホールが多かったごとあるなあ。

アラジン

4号機や5号機でもシリーズ機がヒットしとーけん、名前は聞いたことがあるちゅう人も多かであろう「アラジン」ばってん、2号機時代のアラジンはそりゃもう凄か人気で、2号機最大のヒット機種て言うたっちゃ過言やなか機種やった。

スペックはBIGボーナスとREGボーナスば搭載しとって、それにプラスしてアラジンチャンスに突入させて出玉ば稼いでいくちゅうタイプばい。このアラジンチャンスは純増21枚のSINが約1/6で成立し、BIGボーナス(全設定共通で確率は1/412)に当選するか、約1/762のパンクば引くまで継続するちゅうもんで、自分のヒキ次第では、一撃で数千枚ば獲得することもザラにあったそうやね。

このアラジンの攻略法の一つが、BARはずしと呼ばれとった攻略法ばい。この攻略法はREGボーナスが成立しとー状態でもアラジンチャンスの抽選が行われとることば利用した攻略法で、REGボーナスが成立して小役が揃いやすうなっとるベースが高うなっとる状態で、REGば揃えんでアラジンチャンスば目指すちゅう攻略法やった。

ばってん、REGが成立しとー状態ばいとSINが成立せんけん、アラジンチャンスに当選しとったっちゃREGボーナスば揃えるまでは当選しとるかどうかがわからん上に、当選しとったっちゃREGボーナスば揃える前に転落しとー可能性もあるけん、莫大な効果がある攻略法とは言えんやった。

そんで、人気機種の宿命か、某攻略紙がクレジットに特定の枚数ば表示させつつ掛け枚数ば調整しながら打つとBIGボーナスが強制的に成立するちゅう「原爆セット打法」ちゅう攻略法ば掲載した。「たった3回のセットで7が自由自在、これが今世紀最大ん究極の必勝術や」などと宣伝されとり、もちろん大人気機種やったアラジンやけん、多くのパチスロユーザーがその攻略法ば試したんやが、全く成功せんかったげな。

結局、アラジンの一部の裏モノだけで使える攻略法やったらしゅう、裏モノがそげん多くなかったアラジンの中の、その一部の裏モノでしか使えんこの攻略法は、ほぼガセネタちゅって認知され、パチスロユーザーだけじゃなく、この攻略法ば掲載した攻略紙とは別の攻略紙からも、掲載紙は非難されてしもうたそうな。

このことがあったけんかどうかは不明ばってん、この原爆セット打法ば掲載した攻略紙はその後廃刊となってしもうたそうばい。