パチスロの攻略法ば教えちゃるけん!【3号機編その2】

みんなどげんね?このコラムば読んで、パチスロ、少しは勝ちよるね?前回までのあらすじを知らんっちゅー人は下から記事をチェックばしんしゃいね。

さて、今回は、「3号機編その2」ちゅーことで、パチスロ攻略法の歴史について引き続き解説していくけんね!

ちゅうわけで、裏モノ全盛期て言われとった3号機時代ばってん、期間としては短か時代にも関わらんで攻略法が発覚する機種は意外と多かったんよね。今回は前回で紹介しきれんかった3号機時代に発覚した攻略法ば紹介していくきね。

リノ

リノ

5号機時代に、普通のスペックじゃありえん純正んボーナス連チャンが話題になって人気ば博したリノ。6号機での爆発力ば高か機種作るためにはこの「リノタイプ」が良かやなかか? なんちゅう話もでとったけん、パチスロばそれなりに打つ人やったら、リノの機種名ば知らん人は少なかやろうたいね。

そげんリノの初代は、3号機時代に登場しとった。最近のリノしか知らん若か人達やったら、リノっちゅったら連チャン性ば高か、爆裂機ちゅうイメージが強かやろうばってん、3号機時代はいろいろな規制があったけんね。3号機のリノのスペックちゅったら、そりゃオーソドックスなBIGボーナスとREGボーナスで出玉ば増やしていくタイプやった。

ばってん、そりゃ裏モノの数が多かった3号機時代の話や。やっぱリノも他の機種と同じく、ほとんどのリノがBIGボーナスが連チャンする裏モノになっとった。リノには様々な攻略法が存在しとるちゅう話で有名やったんやが、攻略法にはノーマルにしか使えん攻略法と、裏モノにしか使えん攻略法があったけんな。

そんで、裏モノの数が多かった3号機時代。やっぱりリノも他の機種と同じごと、ほとんどのリノがBIGボーナスが連チャンする裏モノとなっとったんよ。リノには様々な攻略法が存在しとーことで有名やったんやが、攻略法にはノーマルにしか使えん攻略法と、裏モノにしか使えん攻略法があったそうばい。

リノの攻略法の中でも一番有名とが、「ポロリンセット打法」って呼ばれるセット打法やね。手順はばり簡単で、まずは適当にコインば投入し、精算ボタンば押しながらレバーば叩くだけ。こん時、コイン受付ランプが点滅しとる場合は失敗ばってん、コイン受付ランプが消灯すると、それ以上コインば受け付けん状態となり成功ばい。

リール全停止後「ポロリン」てコインが1枚戻り、1枚掛け状態となるけん、後はレバーば叩いて7ば狙えば、BIGボーナスが始まる。絵柄は5ライン有効やけん、そげんシビアな目押しは必要のう、7ば狙えば普通に揃うてくれた。いろいろなパチスロん攻略法があるばってん、ほとんどがビタ押しが必要な中、簡単な目押しだけで成功する攻略法は珍しかねぇ。

通常は360枚の払い出しでBIGボーナスが終了するんやが、この打法ば用いるとそのBIG終了後に再びBIGフラグが成立するっちゅう場合があって、その場合600枚以上の獲得が可能になるちゅう攻略法でもあったね。簡単なんに、攻略効果は抜群の「ポロリンセット打法」やばってん、ノーマルのリノでしか使いきらん攻略法やったけんが、最終的には裏モノが大半となっとったリノでは、ほとんどん台で結局使うことが出来んかったごとあるなあ。

多数あったリノの裏モノん中でも一番数が多かったとされとーとが「小役落ち連チャン」が特徴んバージョンやった。この小役落ち連チャンのバージョンは、BIGボーナス終了後の1~5ゲームが連チャンゾーンとなり、ここで小役ば引くことで、BIGボーナスんフラグが成立するちゅう裏モノやったね。

この連チャンゾーンばただ普通に打つよりも、期待度ばアップさせるための攻略法がリノには存在しとった。まず、BIGボーナス中は小役ゲームの特定のゲームで1枚掛けでJACINさせて、しゃらに3回目ん小役ゲームで1回だけ小役ばはずすと、連チャンゾーンが最大ん1~5ゲームになった。こん方法ば使わな、連チャンゾーンが1~4ゲームになったり、2~5ゲームになったりと、少し短うなってしもうたげな。

ほんで、連チャンゾーン中も3枚掛けじゃのうて、1枚掛けで回した方が連チャンしやすうなったため、攻略法ば知っとる人は、BIGボーナスで枚数ば調整しつつ、1枚掛けでチャンスゾーンば回すちゅう人が多かったげなね。また、チャンスゾーンが抜けてからも、小役が連続すると、再度チャンスゾーンに入ることもあったけん、BIGボーナス後、しばらくは小役ばしっかり目押しするんも大事やったそうばい(こん時も1枚掛けで打った方が連チャンゾーンに復帰しやすかったそう)。最終的には、1枚掛けば禁止するホールが増えたことで、この攻略法もなかなか大っぴらに使うとは難しゅうなってしもうたようや。

リノにはさらに攻略法があって、ボーナス成立後に等倍返しんコイン図柄ばはさみ打ちで狙うだけで、少しずつメダルが増えていくちゅう攻略法もあったね。2号機にもムサシ抜きと呼ばれる、小役抜き攻略法があったけんど、ムサシ抜きよりも目押しが簡単に出来る小役抜きとして有名やった。この小役抜きもノーマルのみに使える攻略法やったけん、裏モノだらけになってしもうた後半にはほとんど使えんくなってしもうた。

んで、他にもレギュラーボーナスばビッグボーナスに変換する打法や、1枚掛けで特定手順ば踏むことで裏モノば強制的にノーマルに戻しきる攻略法も存在しとったげな。リノは過去の様々な攻略法が発覚した機種の中でも、ずば抜けて攻略法がようけい発覚した機種やったげな。。

このリノはニイガタ電子初の自社開発機やったばってん、、ニイガタ電子が裏モノに直接関与しとったとされて、検定取消処分(パチスロ機の製造・販売禁止処分)と業界団体である日電協からの除名処分ば受けてしもうて、結果としてこのリノがニイガタ電子の事実上最初で最後の自社開発機となってしもうたちゅうわけや…。

 

スペースバトル・スペーススペクター

スペースバトル

現在のパチスロのほとんどは、版権モノとなっとるばってん、版権モノが増えてきたんなパチスロに液晶が付きだした4号機のころからやね。このスペースバトルと、スペーススペクターはBGMでスターウォーズのテーマが流れとったんやが、それだけでも当時としては画期的なことやったんよ。あと、ストップ音もちょっと宇宙でのバトルっぽか音やったり、下皿のメダルが箱に移しやすかスライド式やったりと一風変わった筐体でも話題となった機種やった。

スペーススペクター

スペックは両機ともに、BIGボーナスとREGボーナスでメダルば増やしていくAタイプで、スペースバトルはREGボーナスん比率が多かって、スペーススペクターはBIGボーナスん比率が多かちゅう特徴があったね。ばってん3号機時代ちゅうことで、半数以上が裏モノになっとった時期もあって、いくつかの種類の裏モノがあったんやが、特に設置が多かったとが、いったんボーナスが貯金されて、後から連続で放出される「貯金バージョン」やったようや。

この2機種に共通で使える攻略法が存在しとって、攻略手順はまず1ゲーム目ば素早く消化して、ウエイトがかかっとる状態で3枚掛けしてレバーば叩く。そして直後に清算ボタンば押すと、成功した場合にはリールが回転する前にメダルが「ボフッ」ちゅう音ばたてて払い戻される。ここで「ボフッ」て言う音がなることからこん攻略法は「ボフセット」とか呼ばれるのはけっこう有名な話や(笑)

その後は、メダルば1枚投入すると、自動的にリールがスタートするけん中段ライン以外にBIG図柄である7ばテンパイしゃしぇる。そん時ん7図柄んテンパイラインが上段か下段なら1枚、テンパイラインが斜めなら2枚ば追加しつつ、テンパイラインに7ば狙うとBIGボーナスがスタートしてしまうちゅうセット打法やった。

ホール側の対策ちゅったら、清算ボタンの配線ば切るだけちゅう簡単なもんやったけん、この攻略法が有名になったころには、ほとんどんホールで使うことがでけんごつなった攻略法やった。この攻略法は当時の攻略雑誌にも掲載されたけん、当時のスロッターからは結構有名な攻略法やった。

ちなみに、右リールのチェリーば確実にはずして15枚役ば取るちゅう攻略法やら、一部の裏モノでしか使えんかったばってん、裏プログラムのバグで、小役フラグばレギュラーボーナスに変換するちゅう「火ん玉攻略法」ちゅう攻略法も存在しとったけど、ボフセット打法に比べると少し知名度が低か攻略法になるね。

ワイルドキャッツ

ワイルドキャッツ

スペースバトルやスペーススペクターに貯金バージョンと呼ばれる、裏モノがあったことを紹介したばってん、その貯金ちゅう言葉ばを一躍メジャーにしたとが、このワイルドキャッツや。貯金とは、その名の通りに、ボーナスば貯金しとって、あるきっかけで一気に放出するちゅう裏モノばってん、このワイルドキャッツんの場合は、REGボーナスは即放出となるんやが、BIGボーナスは成立プレイでビッグば揃えな、77/128(約55%)の確率でフラグば内部に取り込み貯金する。残りの51/128(約45%)ば引いた場合はビッグ放出状態となって、内部貯金ば全部吐き出すといったもん。ちなみに成立プレイで揃えた場合は、BIGボーナスは消化しきるばってん、連チャンゾーンには突入せん仕様やったそうばい。

この貯金のバージョンば知っとる人は、BIGボーナス間でハマっとる台ば打って、貯金が放出されたらヤメるちゅう立ち回りばするだけで、ある程度の収支ば上げることが出来たっちゅう訳や。ちなみに、打っとる台が貯金バージョンかどうかば確認するためには、リーチ目が出たとにBIGボーナスが始まらな、裏モノの貯金バージョンやちゅうことがわかったんよ。

あと、貯金狙いの攻略法だけじゃのうて、この台はチェリー抜きも可能やった。やり方は1枚掛けで左リールの角にチェリーば狙い、停止したら2枚ば追加投入するだけちゅう簡単なもん。スタートした時点では1枚掛けで判定しとるんやが、メダルば追加投入すると、有効ラインが増えてしまうちゅう、バグばついた攻略法やったね。投入枚数が3枚で、払い出しが4枚やけん、純増は1枚だけばってん、長う続けて数千枚獲得する猛者もいたらしかばい(笑)

セブンボンバー

セブンボンバー

セブンボンバーも貯金方式の裏モノが蔓延しとった機種ばってん、このセブンボンバーは成立したゲームでBIGボーナスば揃えな強制的に貯金となる台やった。そんで、放出は別の抽選でおこなわれとったけん、知識がある人は毎ゲーム7ば狙うて自力で引いたBIGボーナスは貯金ば避けつつ、貯金されたボーナスが放出されたらヤメるちゅう立ち回りばしとったそうや。

ちなみに、ワイルドキャッツも、セブンボンバーもメーカーが裏モノに関与しとったとされ、検定取り消しとなってしもうたんよ。

まとめ

裏モノが蔓延しとった3号機時代の攻略法について、今回はまとめてみた。最近打ち始めた人からすりゃ、設置されとる台の半分以上が裏モノとか考えられんよなあ(笑)。まあ、これから、10年や20年立てば、今のパチスロの常識が、考えられんような新しい時代がくるとかもしれんね。