パチスロの攻略法ば教えちゃるけん!【3号機編】

パチスロ攻略法[3号機]

みんな、ご機嫌はどうね?パチスロ勝っとるね?相変わらず負けよるね?(笑)

さて、前回コラム(パチスロの攻略法ば教えちゃるけん!【2号機編その2】)の続きやが、パチスロは2号機時代に多彩なスペックやゲーム性がユーザーに受け入れられていったんよね。そんで1号機時代はメインのパチンコん台数に比べて、パチスロはホールの片隅に少しだけ設置されとる感じやったとが、どんどん設置台数が増えていったんも2号機からなんよね。ばってん、射幸性が高うなりすぎると、射幸性ば抑えんしゃいちゅう話になってくるのは、いつの時代も同じやね。んで、射幸性が高うなりすぎた2号機は、3号機へと移り変わっていくんよ。

特に2号機から変更となったんが、集中役の規制ばい。2号機では大人気やった小役の集中はじぇんぶ禁止になった。SINの集中はパンク確率が1/300未満に引き上げられたんよ。規制で締めつけられてしもうたパチスロの人気は急落して、この3号機時代はパチスロ冬の時代とも言われとる。

そんで、規制で人気がのうなってしもたパチスロの人気回復のため、3号機時代は基板の交換やRAMの書き換え(一般的には「注射」て言われとーもん)などによる違法な状態、わかりやすう言うと裏モノが特に蔓延しとった時期でもあったんよ。1号機時代から、裏モノは存在しとったばってん、この3号機時代の裏モノ率はすさまじく、新台として導入されたときからすでに裏モノになっとる機種があったり、地域によっては半分以上の台が裏モノで、正規品ば探すのが難しかくらいん地域まであったそうばい。

結果的に、3号機時代は不正改造による誤動作も多かって、3号機時代はばり短か期間やったばってん、結果的に様々な攻略法が発見された時代でもあったんよね。あと、2号機時代にも少しずつ発売され始めよったパチスロ攻略紙が増えてきたんも1990年頃からで、今まで以上にパチスロ攻略法が広うパチスロファンに認知されていった時代でもあるね。

コンチネンタル

コンチネンタル

そげん大きなヒット機種がなかった3号機時代の中でも大ヒット機種の一つがこのコンチネンタルやった。3号機時代も2号機時代と同様に、保通協への届出は1社2機種までちゅう制限があったけん、同一シリーズ名称ば冠しながらそれぞれが3つの別な会社から発売されるっちゅう、珍しか販売形態となっとった機種ばいね。また、「コンチネンタルIII」の発売後に「コンチネンタルII」が発売されるっちゅう、ちょっと奇妙な現象も起こっとったね。このコンチネンタルシリーズと区別するために「コンチワン」て呼ばるーこともあった機種やなあ。

3号機からは規制でボーナスの抽選は完全確率となっとったんやけど、前述の通りにパチスロの人気回復のため、裏モノが大量に出回っとったんよ。この大ヒット機種であるコンチネンタルも例に漏れず、裏モノとなっとったわけやけど、この裏モノの連チャンば実現するための仕組みが、攻略法ば使う上での重要な隙(スキ)になっとったげな。

コンチネンタルのプログラムには、通常のパチスロ機なら3枚掛けが上限やけん、本来ならあり得ん「4枚目んコイン投入信号」ば感知すると強制的にボーナスフラグが成立するちゅうプログラムが組み込まれとった。そして、ランダムに4枚目のコイン投入信号ば発生しゃしぇる機能ば持った「CS-90」て呼ばれたコインセレクターとこのプログラムば組み合わせることで、保通協の審査の段階では確認できんボーナスの連チャンば生み出すことば狙うとり、これがコンチネンタルの人気の秘密となっとったわけや。

ばってん、このCS-90のバグがコンチネンタル導入後しばらくして見つかってしまうんよね。そのバグっちゅうのは、3枚掛けでレバーON後に、タイミングよう1枚メダルば追加すりゃ投入音が鳴ると同時にメダルが飲み込まれ、本来なら通過するはずの無か4枚目んコインがセレクタば通過し、その結果セレクタが投入信号ば発して、ボーナスが確定するちゅうもんやった。

4枚目のコイン投入タイミングはばりシビアなもんであったほか、セレクタによってタイミングや難易度に個体差もあったて言われとり、そげん簡単に成功する攻略法ではなかったばってん、その効果が抜群やったこともあって、「4枚掛けセット」て呼ばれたこの攻略法は、全国へと広まって、最終的には攻略情報誌にも、攻略法が載るほどん有名な攻略法となったんよ。ちゅっても、雑誌に攻略法が載ったときには、すでにホールもコインセレクターばCS-90から、別種のもんに交換するやら対策ば行っとったけん、雑誌ば見て試したスロッター達は、ほとんどこの攻略法の恩恵ば受くることはなかったそうばい。

そいけどやっぱ、ゲーム性が面白かコンチネンタルて言えども、連チャン性がのうなると、人気も下がってきてしまう。ちゅうことで、ホールによってはまたCS-90と同じ役割ば果たすコインセレクターばコンチネンタルに搭載して、裏モノ化して営業しとーところもあったとか。そして、後の裏モノ限定で、レバーば特定回数叩くと連チャン状態になるような攻略法なんかも出現したそうばい。

また、この4枚掛けセット打法が有名なコンチネンタルばってん、2号機等にも存在したチェリー抜き攻略法も存在しとった。コンチネンタルはボーナス成立後に高確率でチェリーが成立した。中段チェリーは2枚の払い出しとなるんやばってん、1枚掛けでもチェリーが成立するけんが、マイゲーム高確率で1枚ずつメダルが増えていくちゅう攻略法やった。さすがにずっとこの打ち方ばしとるとホールに怪しまるけんが多少メダルば増やしたらボーナスば揃えるちゅう人が多かったそうな。まあそれなりに効果が高か攻略法やったごとあるね。

コンチネンタルん後継機でSINん集中役で人気が高かったも「コンチネンタルⅢ」ばってん、4枚掛けセット打法は使えたんやが、続く「コンチネンタルⅡ」では4枚掛けセット打法は使えんくなった。ばってん、コンチネンタルⅡでは、ボーナス成立後だけじゃなく、SIN成立後でもチェリー抜き攻略法が使えたため、コンチネンタルⅡば好んで打っとった人にとっては、チェリー抜きは結構使える攻略法やったようばい。

最終的にはCS-90の設計にはメーカー自身も関わっとったごとされとるし、風適法違反などば理由として、「コンチネンタル」は検定取り消しとなったほか、瑞穂製作所は3年間の遊技機販売禁止処分ば受けるっちゅう重か処分が下されるちゅうパチスロ界の一つの黒歴史としても有名な機種やね。

ドリームセブンJr.、マジカルベンハー

ドリームセブンJr.

現在のAタイプの機種のほとんどに採用されとる、ボーナス図柄が1直線になったらリーチ目ちゅう存在ば一躍メジャーにしたとが、このドリームセブンJr.やった。ボーナス図柄が1直線になった出目ば「ドリセブ目」なんて言うこともあるくらい有名やったね。赤7と青7が一直線に並べばボーナス確定ちゅう、初心者にもわかりやすかリーチ目に加えて、テンパイした時に、右リールが大きくすべったらリーチ目っちゅう、すべりマニア心ばくすぐるリール制御で人気となった機種ばいね。

基本的なスペックはBIGボーナスとREGボーナスで出玉ば増やしていく、オーソドックスな機種ばってん、やっぱそこは3号機時代。このドリームセブンJr.にも、ボーナスが連続して訪るー「状態バージョン」て言われる裏モノバージョンが流行っとった。

そして、このドリームセブンJr.ば一躍有名にしたとが「BIGん1000枚抜き」なんよ。元々の配列のミスばついた攻略法で、ノーマルの基盤での、状態バージョンでも使用することができて、普通なら約360枚獲得しきるBIGボーナスの獲得枚数が約3倍にまで増えるっちゅう、破壊力抜群の攻略法やったね。

攻略の方法としては、まず1回目の小役ゲームとボーナスゲームは普通に消化する。 そして、2回目の小役ゲームに突入したら、2枚掛けにして、上にリンゴがある赤7ば中リール下段にビタ押しす。続いて、右リール下段にも赤7ばビタ押しして、赤7ば下段にテンパイさせたら、最後に左リール上段に赤7の2コマ下にあるチェリーば上段に狙うと、チェリーば避くる制御で3コマ滑るんやが、ここで停まるとJACINNが揃うけんそれば避くる。そして、4コマ滑ると7が揃うけん、本来ならこれも避けられるはずばってん、4コマまでしかスベらなか制御になっとーけん、下段に7が揃うんや。

そしたら小役ゲーム数はリセットされんばってん、BIGボーナス中にBIGボーナスが再スタートするけん、これば残りん小役ゲームの分だけ繰り返すことで、1000枚以上のメダルば獲得しきるちゅうわけよ。

これだけ効果の高か攻略法やけん、この攻略法ば使えば設定1で、換金率が悪かったとしたっちゃ大勝ち出来てしまう。やけん、攻略法が発覚した後は、店員が厳しゅう監視ばするホールが増え、それ以外にも純増360枚で強制的にリセットがかかるごと対策するホールが増えたことで、早めに攻略法ば見つけた人以外はそげん稼げんままに終わってしもうた攻略法みたいやね。

マジカルベンハー

ちなみに、マジカルベンハーちゅうドリームセブンJrの兄弟機があったんやけど、このマジカルベンハーは、ドリームセブンJrと比べると、3が青7、王冠がメロン、コインがベル、ベルがリンゴ、プラムがオレンジと変わってはいるばってん、配列が同じやけん、このマジカルベンハーでも1000枚抜き攻略ば行うことが可能やったんよ。

ばってん、マジカルベンハーも同時期にホールの対策が行われ、ストップボタンにランダムなスベリが入るもんや、2枚掛けではリールが回らんもんなどが登場し、ドリームセブンJrと同様、早めに攻略法ば知った人以外は結局そげん稼ぐことが出来んかったごとあるなぁ・・・。

3号機の中では比較的ノーマルが多かったマジカルベンハーやばってん、この攻略法が発覚してからは「ダミアンVer」て呼ばれる、連チャン率66.6%ん裏モノやら、電源ば立ち上げてから一定時間が経過するとビッグフラグが立つっちゅう裏モノなどがどんどん増えていって、結果的には裏モノが多か機種になってしもうたんよね。

まとめ

3号機時代はパチスロのスペックが下がってしもうて、パチスロ人気が低迷してしまうっちゅう、現在のパチスロ業界に少し近か状況になっとった時代やったね。そげん時代にもやっぱパチスロには攻略法が存在しとったんやなあ…と考えたらなんか感慨深いもんがあるね。もしかするとパチスロ人気低迷の復活の鍵は、パチスロの攻略法なんかもしれんなぁってつい考えてしもうたよ。