沖ドキ!と沖ドキ!2の違いって?

沖ドキ!と沖ドキ!2の違いって?

5号機の中でもトップクラスのヒット機種と言っても過言ではない「沖ドキ!」。そして、その沖ドキの遺伝子を受け継いで6号機で登場した「沖ドキ!2」。今後、沖ドキ!2は、沖ドキ!ほどの人気機種となれるのか? そして沖ドキと沖ドキ!2の同じところ、違うところは? などを詳しく解説していきます。

「沖ドキ!」と「沖ドキ!2」との違いは?

「沖ドキ!」と「沖ドキ!2」との違いは?

まずは沖ドキ!と沖ドキ!2の違いを比較していきましょう。基本的なゲーム性は同じとは言え、違うところも結構あります。

スペック

沖ドキ!
設定 ボーナス合算確率(初当り) 機械割
1 1/242.8 97.0%
2 1/229.2 99.7%
3 1/217.9 101.7%
4 1/206.8 103.9%
5 1/197.1 106.2%
6 1/188.3 107.9%

回転数 50枚 約23ゲーム

沖ドキ!2
設定 ボーナス合算確率(初当り) 機械割
1 1/399.9 97.0%
2 1/399.0 98.6%
3 1/359.2 101.0%
4 1/349.7 103.1%
5 1/323.3 105.0%
6 1/322.2 107.0%

回転数 50枚 約51ゲーム

初当たり確率は大幅に初代の沖ドキ!の方が軽いのですが、50枚で回せるゲーム数は沖ドキ!2の方が倍以上ということで、一概に沖ドキ!2の方が辛いとは言い切れませんね。ただ、短時間で勝負する場合は、初代沖ドキ!の方がスピーディーに当たりが取れる分、立ち回りやすいでしょう。

機械割はそれほど大きく変わらないとは言え、若干初代の沖ドキ!の方がスペックが上です。ただ、両方ともにそれほど機械割が凄く高い機種ではないので、ホールも高設定を入れやすいかもしれませんね。

天井

天井ゲーム数は、初代の沖ドキ!、沖ドキ!2ともに999ゲーム消化でボーナス当選となります。50枚で回せるゲーム数が沖ドキ!2の方が多い分、単純にゲーム数天井を狙うだけなら沖ドキ2の方が天井狙いにかかる投資は少なくてすみます。

一応、どちらの機種もゲーム数だけを考えた天井狙いは500ゲームくらいからプラスの期待値となります。

初代の沖ドキ!の場合は、モードBから打ち始めることで期待値を大幅に上げることが出来るため、ボーナスをたくさん引いているのに天国モードに移行していない台ほど、期待値が上がるという傾向がありました。これはデータカウンターを見るだけでわかりやすいので、沖ドキ!の天井狙いの立ち回りは、結構流行っていましたね。

沖ドキ!2にもモードがあり、モードBから打ち始めると期待値が上がるのは変わりません。しかし、沖ドキ!2は6号機のために有利区間というものがあります。なので、天国モードに移行していない場合でも、有利区間が終了してしまえばまた1からのスタートとなり、ただ天国モードに長い間移行してないからといって狙い目という訳ではありません。

沖ドキ!2のモード狙いの方法としては、サイドランプの色を確認するという方法があります。サイドランプの色が白なのが普通なのですが、青だとモードBの可能性が上がる、黄色だとモードBの可能性大となっています。それも早いゲーム数で黄色になるほど期待度が上がるという傾向も併せて覚えておいてください。

また、沖ドキ!2は通常時には有利区間ランプが消灯しているのですが、ボーナス後33G以降で有利区間ランプが点灯している場合は、天国準備モード濃厚となります。なかなかお目にかかることはないかと思いますが、万が一見つけた場合は、必ず打つことをおすすめします。

連チャン力

沖ドキ!の天国ループ率は奇数設定であれば約75%、偶数設定であれば約65%です。平均的な出玉は約750枚程度と言われています。それプラス、なかなか移行することはありませんが、ドキドキモード、超ドキドキモードというモードもあり、ドキドキモードは約1250枚、超ドキドキモードは約2100枚の期待値があります。初代沖ドキ!は、天国以上のモードに行けば、どこまで続くかわからないところが魅力でしたね。

連チャン力に関しては、沖ドキ!2は初代沖ドキ!を継承しており、天国ループ率は奇数設定であれば約75%、偶数設定であれば約65%でほぼ一緒です。また、ドキドキモードと超ドキドキモードの継続率も同じなので爆発力は抜群。ただ、有利区間の問題があり、連チャン中であっても有利区間を1500ゲーム消化、又は2400枚獲得で強制終了となってしまいます。特に、連チャンゾーンに入るのが遅くなった場合は、1500ゲーム消化した時点で2400枚に満たない状況でも連チャンが終わってしまうので、結構少ない枚数で終わってしまう可能性もあります。なので、連チャン力は爆発力の部分で、沖ドキ!2は少し劣っていると言わざるをえません。

ボーナスの枚数

沖ドキ!のボーナスは1ゲームあたり純増約3.0枚の擬似ボーナスです。BIGボーナスは70ゲーム、REGボーナスは30ゲーム継続するので、BIGボーナスは約210枚、REGボーナスは約90枚獲得することができます。

沖ドキ!2のボーナスも初代沖ドキ!と同様、疑似ボーナスなのですが純増枚数は約4.0枚に増えています。その分ボーナスのゲーム数はBIGボーナスは55ゲーム、REGボーナスは15ゲームに減らされており、獲得枚数はBIGボーナスが約220枚、REGボーナスは60枚となっています。ボーナス消化はスピーディーになっており、BIGボーナスの獲得枚数が少し増えているのが嬉しい部分なのですが、REGボーナスの獲得枚数が減っているのが少し残念な部分です。

その他、沖ドキ!と沖ドキ!2の違い

沖ドキ!2には有利区間がある関係上、非有利区間というモードと、終了モードというモードが増えています。終了モードとはボーナス後に天国に移行しなかった場合に滞在するモードで、32G経過で有利区間が終了します。そして、終了モードの後は非有利区間に移行します。また、非有利区間へは設定変更した時にも移行します。

「沖ドキ!」はなぜ人気が出たのか?

5号機時代に人気となった機種はミリオンゴッドシリーズや、北斗の拳シリーズ、鬼武者シリーズなど、4号機以前にも人気が高かったシリーズの後継機がほとんどだったのですが、なぜ沖ドキ!が人気となったのでしょうか?

やはり一番の理由は夢のある連チャンではないでしょうか? 5号機となってボーナスが意図的に連チャンする機種が作れなくなりましたが、沖ドキ!は擬似ボーナスとはいえ、天国モードの32ゲームでの連チャンを上手く使っています。しかも、5号機では限界となる純増3枚のため、とてもスピーディーにメダルが増えていきます。

実は、天国モードの期待枚数は他の爆裂機種に比べるとそれほど多い方ではなく、一撃で万枚などの超大量出玉はほとんど出ないのですが、1000枚から2000枚くらいのメダルを狙うなら5号機では沖ドキ!がトップクラスに出しやすいと思います。

メダルが30Πということも理由のひとつで、20Πのメダル以上に出ている感を味わえるところも大きいでしょう。ホール側からしても、沖ドキ!は出玉を見せる部分で、とても使いやすい機種と言えます。

また、沖ドキ!は50枚のメダルで回せる回転数が約23ゲームほどと、5号機のスロットの中では一番と言って良いほどお金を使います。ホールから見ると、利益が取りやすい機種になるので、その分還元が出来るという訳です。

お客さんに還元できる部分で言えば、沖ドキ!は設定判別が難しく、短時間で設定を見抜くことが出来ないため、低設定でもお客さんは結構長い時間打ってしまうことになります。なので、高設定だけではなく、低設定もしっかり稼働してくれるので、高設定が入れやすい機種になります。そして、高設定が入っているのでお客さんが打つ、という良いループが期待できるというわけですね。

また、シンプルなゲーム性も人気の一つでしょう。液晶がついている機種が多くなった現在でも、ハイビスカスが光れば当たりとなるハナハナシリーズや、GoGoランプが光れば当たりとなるジャグラーが人気です。そういったシンプルな台が好きで、今までAタイプしか打たなかったような人が、ATタイプの沖ドキ!を打つということも多かったようです。

この人気の理由を見てみると、シンプルなゲーム性などは沖ドキ!2でも継承されていますし、1000枚くらいのメダルを狙うなら、6号機の中でもおすすめ出来る機種でもあります。ただ、どうしても2400枚が限界な部分や、ホールから見ると利益が取り辛くて高設定があまり入らないという部分から、まだまだ人気が高いとは言い難い部分があります。

「沖ドキ!」がホールから一斉撤去され「沖ドキ!2」が設置された経緯について

「沖ドキ!2」が設置された経緯

スロット台にはどんな機種でも設置期限が決められており、基本的には3年が設置期限となります。正確にはこの3年の間は「変更承認申請」を出すことができて、パーツが壊れたりした場合に交換してもいいよっていう期限が3年になるのですが、まぁ設置期限と考えておけば良いでしょう。

その3年が切れる前に、「認定申請」を出して許可されるとさらに設置期限が3年伸びます。もう一回認定申請を受けることはできないので、どんな人気機種でも最長6年が設置期限となります。

ただ、それ以外でも射幸性が高い機種は〇年〇月〇日までに全て撤去しなさい、という命令だったり、5号機の機種はホールの設置比率を〇%にしなさい、などの命令が下る場合があります。初代の沖ドキ!に関しては、2021年1月11日に撤去期限を迎えました。ちなみに5号機の高射幸性機種は2021年1月31日で、全て撤去期限となってしまいました。

実は、もともと初代の沖ドキ!は2020年の5月頃に撤去される予定だったのですが、コロナの問題等もあり、少し撤去期限が伸びて2021年1月11日まで設置できることになりました。沖ドキ!2が導入されたのが2020年5月だったので、実はこの初代の沖ドキ!の撤去に合わせて、沖ドキ!2は導入される予定だったのです。

ですが、沖ドキ!がまだホールにあるうちから、沖ドキ!2の設置が始まってしまい、初代の沖ドキ!があるなら初代を打つ、という人が多かったことで、沖ドキ!2の人気はそれほど上がりませんでした。沖ドキ!2の人気が上がらなかったので減台したホールも多くあります。

しかし、初代の沖ドキ!が撤去されて、それなら沖ドキ!2が打ちたいという人も一定数いることから、沖ドキ!2を再導入しているホールもあります。これから、沖ドキ!2の人気が上がっていくという可能性も、大いにあり得るでしょう。

まとめ

初代沖ドキ!と、沖ドキ!2の違いをまとめてみました。基本的には初代を継承しているので人気が出てもおかしくない沖ドキ!2なのですが、現在はそれほど大人気とは言えません。しかし、初代の沖ドキ!が打てなくなった今、6号機のメイン機種となるのか、今後の沖ドキ!2から目が離せませんよ。