パチンコの打ち子って何? 打ち子の問題点や注意点は?

パチンコの打ち子って何? 打ち子の問題点や注意点は?

ネットを見ていると「パチンコの打ち子募集!」「スロットの引き子募集!」などの募集を見かけることはありませんか? パチンコが好きな人なら、パチンコを打ってお金を貰えるならやってみたい、と思っている方もいるのではないでしょうか? 今回はそんなパチンコの打ち子について紹介していきたいと思います。

打ち子って何?

打ち子イメージ

打ち子とは、誰かの代わりにパチンコやスロットを打つ人のことを言います。友達や家族に、ちょっとこの台代わりに打ってみてよ、というような気軽なものもありますが、基本的にはパチンコで稼いでいるような人が、ホールの特定日やグランドオープンの日などの強い日に、強いであろう機種を複数人で狙うときに打ち子を雇うことが多いと思います。打ち子を雇っている人を親と呼び、親と打ち子を総称して「軍団」なんて呼ぶこともありますね。

スロットの場合は、強そうな台がこの辺りにありそうだという目星はついても、ピンポイントではなかなかわかりません。なので複数人で目星をつけた台を占拠して、高設定っぽい台は粘って、低設定っぽい台は捨てるという訳です。

ホールの傾向をしっかりと読んでいる場合は、全台系の機種を複数人で抑えてしまうということもあります。軍団全員で高設定機種を占拠できれば、その日の収支はとても大きいものとなるでしょう。

パチンコの場合は、釘がいくら良くても一人では収支が荒れてしまいます。しかし、複数人でボーダー以上の台を打てば、トータルすると収支が安定します。スロットと違って、台の良し悪しが目で見られるので、軍団の中に釘読みにたけた人がいればスロット以上に収支が安定するでしょう。

また、最近では等価交換ではないホールが増えているので、最初にメダルや玉を出した人がまだ当たっていない人にメダルや玉をわけて共有することで、現金投資するお金が減り、一人で打っているときよりも収支が上がるというメリットがあります。

引き子、張り付き子って何?

張り付き子イメージ

打ち子以外にも、引き子や張り付き子なんてものを募集していることがあります。引き子は朝の抽選を引く人、張り付き子は優秀台に張り付いてその台が空いたらすぐにその台を取るという人です。打ち子が朝の引き子から始まって、優秀台が取れなかったら張り付き子になる、という場合もあるので、ただ打ち子募集とは言っても、いろいろな仕事をする場合があるようですね。

打ち子の給料はどんな風になっているの?

打ち子の給料イメージ

パチンコが好きな人なら、パチンコを打ってお金が貰えるならやってみたい、と思う人もいるでしょう。ではどれくらの給料が貰えるのでしょうか?

基本的に打ち子の給料は時給800円~1300円くらいだそうです。パチンコならしっかりと止め打ちが出来れば時給が上がるでしょうし、スロットでも目押しが完璧なら時給が上がることもあります。時給がしっかりと決められている打ち子の場合は、自分が勝っても、負けても給料は変わりません。なので、パチンコの楽しさは少ないかもしれませんが、安定していると言えるでしょう。

時給制ではなく、歩合制の場合もあります。歩合制の場合は勝ったらその額の3割~5割くらいを貰えるというもの。沢山出せば出しただけ給料も上がるので、出来る限り沢山出したいですよね。マイナス収支となってしまった場合でも給料が0になってしまうということは少なく、最低限の給料は出る打ち子がほとんどのようなので、とりあえずは安心です。

また、朝の引き子のみの仕事の場合は基本的には2000円くらいが平均的なようです。朝の並びは厳しい部分もありますが、朝少しの時間でちょっとしたお金が貰えるというのは効率の良い仕事かもしれません。

スロットやパチンコの状況が良く、勝ちやすかった時代は時給がもっと良かったような時代もあったようですが、最近はスロットの高設定が少なくなってきたり、パチンコでも日当が凄く良いような釘の台が少なくなってきたこともあって、時給もそれほど高くない場合も多いようですね。それでも投資は親となる人が出してくれて、自分には金銭的なリスクがないとなると、パチンコ、スロットが好きな人から見ると魅力的に映るかもしれません。

打ち子になるにはどうしたらいいの?

打ち子になる方法イメージ

打ち子の募集はおおっぴらにおこなっていることは少なく、知り合いからの紹介が多いようです。打ち子に興味はあるけど、少し怖いなと思っている人も、知っている人からの紹介なら安心してやれる、という部分があるようですね。

また、最近はツイッターなどのSNSで募集されていることも多くなってきたようです。数は少ないですがたまに求人広告で、打ち子の募集が出ていることもあるようですよ。

中には雑誌社や、パチンコスロットのサイトのためにデータ取りのための打ち子を募集している場合もあります。リーチや演出などをしっかり把握して、メモしながら打たないといけないので、パチンコやスロットの知識がある程度ないとやるのは難しいかもしれません。

でも、打ち子って合法なの?

打ち子の法律判断イメージ

打ち子って何か法律に触れるんじゃないの? と思っている人もいるかと思います。これはどんな人から雇われて打ち子をするかによって変わってきます。

まず、普通の一般人から誘われて打ち子をするのは合法ですので、全く法律的には問題はありません。打ち子をどうしてもしたいという人は、こういう形で打ち子をするのが普通です。また、パチンコ雑誌やパチンコサイトから依頼されてデータを取るという打ち子も、もちろん合法なので大丈夫です。

続いて、パチンコ屋さんの店長などから出る台を教えてもらって打ち子をするパターン。これは違法になります。店長の小遣い稼ぎで高設定を打ち子に打たせて、勝った金額を分け合うというものや、店のアピールのために高設定台を打ってサクラになる、という感じになるのですが、これはバレると大変なことになります。万が一、どこかのパチンコ屋さんの店長などから打ち子をしないか? と持ち掛けられても絶対にやってはいけません。業務上横領罪や窃盗罪の共同犯として逮捕される可能性もあります。

そして、ゴト師から誘われて打ち子をするパターン。ゴト行為は違法となるので、完全にアウトです。最近はホールコンピューターも発達していますし、パチンコ屋の監視カメラは高性能なので、すぐにバレて警察行きとなります。絶対にやめてくださいね。

打ち子詐欺に気を付けろ!

打ち子詐欺イメージ

パチンコを打つだけで給料が貰える、という甘い言葉に載せられて打ち子募集に応募して、逆にお金を取られるという詐欺があります。

手口としては、最初に登録料や保証料などのお金を払わされるのですが、そのままお金だけ取られて仕事はない、という感じですね。相手側からは「良い情報を教えるので、それを勝手に使われないために保証料として最初にお金を払ってください」のように言われ、「高額になればなるほど、良い情報を教える」「1カ月打ち子をすればすぐに元はとれる」などとたくみな話術でお金を払わされます。

楽しくお金儲けをしたいという気持ちにつけ込んだ詐欺ですが、世の中そんなにうまい話はなかなかないですよね。しかもこういった詐欺にあってしまった場合、お金を取り戻すのは難しいです。打ち子募集に応募する前に、本当に大丈夫かどうかもう一度考えてから応募するようにしましょう。

どんな打ち子募集だったら気をつけた方が良い?

怪しい打ち子募集イメージ

打ち子詐欺に気をつける場合、どんなところに注目した方が良いのでしょうか? まずは始める前に登録料や保証料などのお金を請求するような打ち子募集は詐欺の可能性が高いです。パチンコの打ち子募集以外でも、仕事をする上で最初にお金を請求されるものは詐欺の可能性が高くなりますので、注意してください。

登録料や保証料以外でも、パチンコ、スロットの攻略法を教えるので最初にお金を払ってください、というのも基本的には詐欺です。基本的にパチンコやスロットで絶対に当たるという攻略法はありません。こういった募集も結局はデタラメな攻略法を教えられて、当たらなくても、ここのやり方が間違っていたんじゃないか? と言われて終わります。そして、そのうち連絡が取れなくなってしまうのです。また、本当に当たる情報だった場合はゴト行為などの違法行為の可能性が高いです。パチンコ攻略法の打ち子の募集は引っかからないようにしましょう。

その他、一日の給料があまりにも大きいものは危ないです。1日の日給にして5万円などの高い給料が貰えるような打ち子募集は詐欺の可能性が高いでしょう。スロットで上手く設定6を掴めたとしても出せる枚数は平均で2000枚や3000枚。パチンコなら最近は良い台でしっかり止め打ちしても2〜3万円の日当が出れば十分です。なのに打ち子に5万円も払ったら親が赤字となってしまいます。平均の時給や日給よりもあまりにも高い給料が出るような打ち子募集には応募しない方が無難です。

打ち子の大変なところ

打ち子の苦労イメージ

打ち子はパチンコを打ってお金が貰えるので楽しい仕事だと思うかもしれませんが、打つ台は自分の好きな台ではなく、親が決めた台を打たないといけませんし、打つのが嫌になっても勝手にヤメることができません。

厳しい親になると、スロットの小役をこぼすと怒られたり、パチンコの止め打ちをしっかりとやらないと怒られたりする場合もあります。実は簡単な仕事ではない部分もあるんですよ。

打ち子のトラブル

打ち子のトラブルイメージ

違法な打ち子はもちろんのこと、合法的な打ち子であったとしてもトラブルになることはあります。軍団が良さそうなスロットの島の辺りを占拠し、他のお客さんが座れないようにしていたり、高設定っぽい台を打っている人の後ろにずっと軍団の一人が張り付いていたり、中には隣でうるさくしたり、打ちづらくしてそのスロット台からどかせようとするような軍団もあるそうです。

また、最近は軍団やプロの来店を断っているホールもあるので、軍団で打つ場合はこういうホールで打ってはいけません。

しっかりとホールのルールや、マナーを守っている軍団なら良いのですが、周りのお客さんの迷惑となるような軍団の打ち子をするのはトラブルの元になるので、ヤメた方が良いかもしれませんね。

まとめ

パチンコの打ち子について紹介してきました。パチンコやスロットをするだけでお金が貰えるのならやってみたい、という人も多いかもしれません。しかし、トラブルになったり、詐欺にあったり、最悪の場合逮捕されることもある仕事なので、打ち子をするときにはしっかりとその打ち子が信頼できるものであるのかを調べた上で、ちゃんと考えてやるべきか、やらないべきかを判断しましょう。