ジャグラーの人気に迫る【プロからも愛される名機】

ジャグラーの人気に迫る【プロからも愛される名機】

全国には数千店舗のホールがありまっけど、ジャグラーが設置されておらんホールは少ないのやないでっか? パチスロをあまり知れへん人から見れば、液晶もついておらんし、なんでそないに人気があるのかわかれへん、っちゅう声を聞くこともあるジャグラーやけど、これだけ全国のホールに設置されとるっちゅうことは、パチスロファンからの人気が高いっちゅうことやで。今回はそんなジャグラーについて詳しく調べてみたで。

ジャグラーの歴史からいこか

初代のジャグラーが登場したのは1996年の12月、4号機の時代やった。1996年に人気が高かった台と言えば、目押しが正確であれば設定1の機械割が約106%もあった「タコスロ」や、豊富なリーチ目とチャンス目が人気やった「フローズンナイツ」があったな。

技術介入やリーチ目などが人気やった1996年に、それらの機種とは一線を画す、ボーナス成立ゲームで必ずボーナス告知が発生するっちゅう極めてシンプルなゲーム性で登場したの、が初代の「ジャグラー」や。

ゲーム性は現在のジャグラーとほぼ同じやから、リール左下の「GOGO!ランプ」が光ればボーナス確定!っちゅうわかりやすい機種。ただ初代には先告知は搭載されていひんかったようやで。

ボーナス絵柄の一直線やピエロ・BAR・ピエロの一直線のリーチ目などは初代から搭載されており、図柄やサウンドもほぼ現在と同じで、初代からジャグラーはほぼ完成形に近かったと言うても過言やあれへんやろ。

そんなしっかりと完成されており、わかりやすいゲーム性のジャグラーやったんやけど、当時は今よりもパチスロを打つ人は若い人がようけ、若い人たちはシンプルな台よりも、技術介入で出玉を得ることに興味を持っとる人が多かったこともあって、この初代ジャグラーはそこそこのヒット、くらいの機種やった。

ちなみに、初代のジャグラーの「GOGO!ランプ」は豆電球が使われていて、あまりにもペカらんと思うたら、その豆電球が切れとった、なんてことがあった、っちゅう話を聞ぃたことがあんねん。

初代は後告知のみやったんやけど、1997年の7月には先告知を搭載した「ジャグラーV」が登場や。現在にも続く「4分の1でレバーON時に告知」は、この2代目のジャグラーから搭載されとったんやね。

ほんで、2001年4月に登場した「ゴーゴージャグラーSP」の頃から、ジャグラーの人気は不動のものとなっていきよった。もともとゲーム性は確立されとったさかい、この頃にはいろいろな人に受け入れられてきたことを始め、このゴーゴージャグラーSPからは、MAXBETボタンが搭載されたり、リールの幅が広くなって目押しがしやすくなったり、サウンドの音も良ぅなるなど、遊戯環境が整ってきたのが人気が確立された理由やろ。また、このゴーゴージャグラーSPから、 GOGO!ランプが豆電球からLEDランプへと変更されよった。

皆様も知っとる通り、4号機時代はストック機などの爆裂台が大人気となっとった。そんな爆裂台の射幸性を抑えるために時代は5号機時代に突入していきます。ストック機が全面的に禁止ってなってん5号機の時代、多少、獲得枚数が抑えられるものの、それほどスペックを変えんと5号機でも発売できるジャグラーが待ち望まれとったけど、そんなときに発売されたのが、「アイムジャグラーEX」やったな。

このアイムジャグラーEXは、1G連やゾロ目ゲームでのBGM変化などのアクセントが加えられたものの、基本的なゲーム性は4号機時代と変わらず、苦戦が続いとった5号機の機種の中でもすんなりと受け入れられていきましてん。また、機械割が低いっちゅうデメリットがあったさかいすが、その分高設定がホールとしては入れやすいっちゅう、デメリットが逆にメリットとなり、ジャグラーシリーズはホールに欠かさへん機種となっていく訳や。

約15年続いた5号機時代には、多少告知方法がちごたり、チェリーとの重複確立がちごたり、プレミアがちごたりなどの違いはあるものの、基本の演出に関してはどの機種でも変わらへんかった。せやけど、スペックは機械割の高い「マイジャグラーシリーズ」や「ファンキージャグラー」シリーズ、当たりやすい「ゴーゴージャグラーシリーズ」など多彩になったおかげで、普段はアイムジャグラーを打つけど、イベントの日にはマイジャグラーを打つ!など立ち回りの幅が広がったのもええ流れやったな。

今後は6号機の時代に突入し、5号機時代よりもボーナスの獲得枚数が抑えられてしまわしてもらいまっけど、ほんせやけどジャグラーシリーズは基本が変わらんので、いろいろなパチスロユーザーに受け入れられていくことやろ。

なんでジャグラーシリーズは人気なんやろ?

ジャグラーの歴史の中にもジャグラーの人気の秘密がいくつか出てきましてんけど、ここからはもっと深く、ジャグラーシリーズの人気の訳を紹介していこかと思とります。

ゲーム性がシンプルで分かりやすい

初代のジャグラーから受け継がれとる「GOGO!ランプ」が光れば大当り!っちゅうシンプルなゲーム性が人気の一つやろ。最近の機種はボーナス終了後〇〇ゲームがチャンス、っちゅう機種や、すぐに「〇〇ゾーン」ちゅうゾーンに入っていつヤメてええのかわかれへんっちゅう人も多いんやないでっか?

若い人でしたら、スマホでちょっと調べたらヤメ時はわかりまっけど、年配の人にはなかなかヤメ時などはわかりにくいねん。ほんで1度でも損して まうと、もうその機種は打ちた ないとなってしまうやろ。

せやけど、ジャグラーはGOGOランプが光ってへんかったらいつヤメても大丈夫やから、めちゃくちゃわかりやすいねん。この、誰でも損をせんと打てるっちゅうのが、老若男女問わず人気の理由やろな。

GOGO!ランプの中毒性

GOGO!ランプの中毒性

最近のジャグラーには、プレミアム演出などが搭載されとるけれども、結局ジャグラーの一番の演出と言えば「GOGO!ランプ」やん。

シンプルにただランプが光るだけやのに、これがなぜだか中毒性があり、とりあえずもういっぺん、GOGO!ランプが光るまでは打ってみよう、っちゅう気にさせよる。これほどまでにシンプルやのに、これほどまでに気持ちよい演出は、他のスロットにはなかなかあれへんやろ。

ジャグ連がめっちゃ気持ち良い

ジャグ連がめっちゃ気持ち良い

ジャグラーの面白さは、やはりジャグ連やないでっか?ジャグ連とは、ジャグラーでボーナスが連チャンしとる状態の事で、何ゲームまでと詳しく定義されとる訳やないものの、基本的には100ゲーム以内の連チャンのことを言うことが多いねん。最近は、データランプのところに「ジャグ連挑戦中!」みたいな文字が出るものもあるな。

6号機には高純増AT機がぎょうさんあるので、メダルが増えるのがはよて楽しいっちゅうのはありまっけど、なんやかんやで純正のボーナス連打のスピードは半端ない。また、有利区間もないので、1撃2400枚以上でることもありまんねん。

基本的に1ゲーム目やろが、1000ゲーム目やろが、ジャグラーは大当り確率が変わらへんのやけど、ジャグラーファンの人はなぜか100ゲーム目まで打ってしまう人も多いやんなぁ。ちなみに100ゲームまでに当たる確率は、アイムジャグラーシリーズだと設定1で約43%、設定6で約52%となっとるので、意外と続くときは続くんや。

結構昔やけど、高設定っぽいアイムジャグラーで100ゲーム以内に17連チャンして、 250ゲーム回してやめるつもりで打ち続けたら235ゲーム目でビッグ、そこから10連チャンしぃの、あっっちゅう間に5000枚以上のメダルが出てんときは、ジャグラーってごっついなと感じてしもた。みんなは、ジャグ連で何連チャンくらいしたことあるんやろ?

ジャグラーは高設定が入りやすいってホンマ?

ジャグラーシリーズは、店の看板機種として大量に導入されとることが多いから、ホールも高設定を入れやすいっちゅうのがありまんねん。またジャグラーシリーズには、固定客が多いため、低設定ばかりでは他のホールにお客さんをとられてしまうっちゅうことで、薄利多売の営業をしとるホールが多いねんな。

基本的にアイムジャグラーシリーズは、高設定域の機械割が低いよって、高設定を入れても赤字が出にくい。せやから、通常営業でも高設定をつこうとるホールが多いねん。逆に、機械割が高めのマイジャグラーシリーズなどは、通常営業だと設定6が使われることは少ないんやけど、店の特定日などにはしっかりと設定6が使われとったりするな。

スロプロの場合、朝は高純増のAT機などを狙って、高設定が取れへんかったときにはジャグラーに移動するっちゅう人も多いねんな。スロプロからしたら、ジャグラーがめっちゃあるとないのとでは、立ち回りの安心感が全く変わってくるっちゅう話や。

設定判別はぼちぼちいける

ジャグラーの設定判別要素と言えば、ボーナス確率(特にレギュラーの確率)とぶどうの確率になんねん。ぶどうの確率は打ってへんかったらわからんけど、ボーナスの確率はデータカウンターを見ればええから、空き台の中からも高設定っぽい台を探すことができるやろ。空き台から高設定が見抜けるっちゅうことは、ホール側からも高設定アピールがしやすいっちゅうメリットがあんねん。

ただ、ごっつ設定判別がしやすいかと言われるとそうでもない。朝からレギュラーボーナスが連続してメダルはそれほど増えへんけど、高設定だろうと思うて打っとったら結局低設定やったっちゅうこともありえるのが、ジャグラーのおとろしいところや。設定確定系の演出もないので、設定がわかりそうで、確実にはわからんっちゅう部分もジャグラーの人気の要因の一つやろな。

何でかいろいろなオカルトがある

他の機種でもオカルト打法っちゅうものがありまっけど、なぜだかジャグラーに関するオカルト打法が群を抜いて多いねん。

いくつか例を出してみると、GOGO!ランプを見んとよそ見しとると、ペカるだとか、GOGO!ランプをおしぼりで綺麗にするとペカるなんてものもありまんねん。中にはスマホなんかで、GOGO!ランプを隠して打っとる人もおるな。ジャグ連なんかも、別にジャグラーのプログラムに組み込まれとるわけやないのに、みんな楽しんで打ってしもたり。いろいろなオカルトを考えながら打てるっちゅうのも、ジャグラーの人気の一つやね。

ジャグラーはご飯とみそ汁??

焼肉やお寿司みたいに、ちょっと高めの料理はもちろん旨いんやけど、毎日食べるとなると飽きてまう。せやけど、ほとんどの日本人が毎日のようにご飯とみそ汁を食べてるにもかかわらず、飽きるっちゅうこともなくまた食べたくなってまうやろ。

ジャグラーの開発者は、それほど派手やないけどすぐにまた打ちたくなってまうような台を目指して、ジャグラーを開発しとるらしいねん。パチスロファンの連中は、作る側の思った通りにジャグラーを打ってまうのやろな。まさに思う壺っちゅうヤツや。

まとめ

今回はジャグラーの人気の秘密について調べてみたけど、高設定が投入されやすいのでプロからすれば勝ちやすいやろし、ジャグ連が起こればえげつない量のメダルが短時間で獲得できることもあるしな。それに、シンプルやからこそ、いろいろなオカルトを考えながら打ってまうし、シンプルなGOGO!ランプの光が癖にもなる。そんなジャグラーシリーズを、6号機になっても期待したいねんな!