パチンコユーザーが本当に望んでいる出玉形態の核心に迫る!

パチンコユーザーが本当に望んでいる出玉形態の核心に迫る!

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パチンコ業界は出玉の規制と緩和を繰り返しながら、現在まで進化を遂げてきていますが、少しずつパチンコのヘビーユーザーは減ってきているのが現状です。どうしたらパチンコユーザーが昔のように増えていくのか?パチンコのヘビーユーザーが、本当に求めている出玉形態はどんな形態なのか?今回は、パチンコの出玉形態の核心に迫ってみます。

2021年のパチンコ業界で人気の高い機種は?

2021年のパチンコ業界で人気の高い機種

2021年、ホールには様々なスペックの機種が溢れています。大当り確率だけで言っても「1/100前後の甘デジ」「1/200前後のライトミドル」「1/300前後のミドルタイプ」、そしてパチンコのタイプも「王道の確変ループタイプ」「爆発力の高いSTタイプ」「スピード感のある1種2種混合タイプ」、それ以外にも「羽根ものタイプ」なんかもありますね。

一時期は、規制によって確変継続率が65%までに抑えられてしまったこともありましたが、現在は継続率が90%以上の機種も作れるようになりましたし、新しくスロットの天井機能に近い「遊タイム」や、設定付きパチンコもあります。パチンコのスペックの種類だけで言えば、過去のパチンコ業界を見渡してみても、今が一番多いと言っても過言ではありません。

そんな2021年のパチンコ業界で人気の機種と言えば、「P大工の源さん 超韋駄天」と「P牙狼月虹ノ旅人」と答える人が多いのではないでしょうか?

この2機種の共通点を上げると、大当り確率はミドルタイプで1種2種混合機。両機とも継続率が高めであり、そして何と言ってもスピード感が売りですよね。

甘デジでは、2021年の人気が高い機種に「ぱちんこ AKB48 桜 LIGHT ver.」がありますが、この機種も1種2種混合機で、継続率が高め、スピード感が売りです。

現在のパチンコユーザーが求めているのは、スピード感があって継続率が高い機種だと言えるでしょう。

AKB48桜も人気がありますが、牙狼や大工の源さんに比べると少し人気が落ちるため、パチンコユーザーとしては、コツコツ当てる甘デジよりも、一回の当たりでまとまった出玉が得られるミドルタイプの方が好きなユーザーが多いと言えるかもしれません。これは、多くのホールで、甘デジよりもミドルタイプの方が導入台数が多く、勝ちやすい調整にしているというのも一因でしょう。

遊タイム付きパチンコをユーザーは求めているのか?

遊タイム付きパチンコ

2021年は、遊タイムを搭載した機種が多く登場した年でもありますが、パチンコユーザーは遊タイムを歓迎しているのでしょうか?

個人的にいろいろな人の話を聞いてみたり、ネット等の情報を見ている感じでは、遊タイムを歓迎しているパチンコユーザーは全体の約半分くらいかな、と思っています。

「遊タイムが搭載されたパチンコが出る」という情報が初めて流れたときには、7割以上の人が遊タイムを歓迎していたことを考えると、いざホールに導入されてみたら意外と遊タイムは嬉しくなかった、という人が多いようですね。

ユーザーからすれば、1000ハマりや、2000ハマりしなくなるというのが遊タイムの一番のメリットでしょう。しかしホール側から考えれば、遊タイムが搭載されていない機種に比べて利益が取りにくい、というデメリットとなるため、遊タイム搭載機種の釘は、遊タイムが搭載されていない機種に比べて悪くります。

その結果、釘が良くない遊タイム搭載機種は大当り後すぐに辞められていることが多くなり、釘狙いの人も遊タイム狙いの人も打たないという負のループに陥ってしまうことが良くあります。皆様のホールでもこういった光景は多くないでしょうか?

また、遊タイムのもう一つのデメリットとして、消化にとても時間がかかるところが挙げられます。遊タイムまで200回転だからもうすぐだ、と打ち始めたら、結局1時間以上も時間がかかってしまった、ということも多くあります。機種によっては、遊タイムまで500回転くらいのところから打っても期待収支的にはプラスになる台もありますが、閉店時間を考えないと、最悪取り切れない可能性も出てきます。

こういう理由もあって夜20時以降になると、遊タイムがついている台を打って変にハマって終わるくらいなら、他の遊タイムがついていない台を打った方が良いや、と考えるユーザーが多くなり、ホールからすると夜の稼働が減ってしまうというデメリットにも繋がります。

甘デジでは、遊タイムまでの回転数が浅く時間効率が良いため、ミドルタイプに比べて遅くまで稼働し、どちらかというと成功している印象です。

パチスロでは、5.5号機が出たときに天井機能を付けることができなくなりました。すると、ホールの稼働がかなり落ちてしまい、6号機でまた天井機能が復活したという経緯があります。

パチンコでも、遊タイムを上手く使えば稼働を上げることは可能だと思いますし、遊タイムが効果的に使われている台が増えれば、パチンコユーザーも遊タイムをもっと歓迎するでしょう。

パチンコユーザーが求めている遊タイムとは、遊タイム搭載台でも他の機種よりも釘が閉まっていない機種、そして、パチスロまでとはいかないですが、出来るだけスピーディーに消化できる機種だと思います。

今後、遊タイムがユーザーに受け入れられていくかは、メーカーの台作りと、ホールの運用方法にかかってきそうですね。

設定付きパチンコをユーザーは求めているのか?

遊タイムより少し前に登場した設定付きパチンコ。賛否両論ある遊タイム付きの機種と比べると、設定付きパチンコの現状は、ほとんどのパチンコユーザーから求められていないと言われても仕方がありません。

設定付きパチンコが出たばかりの頃は、ホールにも設定付きパチンココーナーができるほど、いろいろな機種が登場していましたが、大ヒットしたと言える設定付きパチンコは一つもなく、現在では設定付きの新機種はほとんど出ていない状況です。

設定付きパチンコといえば、設定6であればめちゃくちゃ甘く、設定1であればめちゃくちゃ辛くなる機種が多く存在します。しかし、稼働がそれほど良くない設定付きパチンコにしっかりと設定を入れるホールは少なく、ほとんどの台が設定1。その結果、設定付きパチンコは勝ちにくいというイメージがついてしまいました。こうなると、余計にユーザーが座らなくなり、余計に設定が入れられないという悪循環が起こり、今のような設定付きパチンコを打つユーザーが少ない状況となってしまいました。

設定だけで出玉率が変わるパチスロと違って、釘で出玉率が変わるのがパチンコの良いところ。そこに設定まで加わると、ホールとしても扱いが難しいのはわかります。いつかパチンコの釘がいじれなくなるかも?という話もあるので、そうなったら設定付きパチンコの需要が出てくるかもしれませんが、現状はユーザーが望んでいるとは言い難いですね。

設定付きパチンコは新しい機能だと思っている人も多いかもしれませんが、実は1990年代、初代の大工の源さんなどが流行っていた時期にも、設定付きパチンコは存在していました(当時は3段階設定でした)。現在よりもパチンコユーザーの人口が多かった1990年代ですら、結局設定付きパチンコはユーザーに根付かなかったんですね。

過去のユーザーから人気だった機種は?

過去のユーザーから人気だった機種

2021年にパチンコユーザーから人気の高い出玉形態は、スピーディーで継続率が高く、一度確変に入ることで夢の持てる台です。では、過去にヒットした機種にはどんな機種が多かったのでしょうか?

2010年代後半のヒット機種

記憶に新しい機種としては、「ぱちんこCR真・北斗無双」を挙げる人が多いのではないでしょうか? この真・北斗無双は、2021年でもまだ看板機種に据えているホールも多い大ヒット機種ですね。

この真・北斗無双のヒットの要因はやはりスペックでしょう。ST突入率こそ50%ですが、STに突入さえしてしまえば継続率が80%で、大当りの51%で2400発が獲得できるというのはパチンコユーザーからすると夢が持てますよね。

この2400発というのは、パチンコユーザーにとってかなり魅力的なのですが、その後、継続率が最大で65%まで抑えられてからは、同様に2400発搭載の機種が大量に誕生したものの、大ヒットとなる機種はそれほどなかったように思います。その中で、「CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃」はそれなりにヒットしましたが、これは2400発獲得機種が作れなくなるという時期だったのも大きかったでしょう。そう考えると、パチンコユーザーは一撃大量出玉ももちろん気にしますが、継続率の方を重視している人が多いのかもしれません。

また、ミドルタイプ以外で珍しく大ヒットしたのが「CRF戦姫絶唱シンフォギア」です。この機種も継続率が高くライトミドルながら一撃性は高い台でしたね。

MAXタイプ時代の人気機種は?

真・北斗無双が流行る前には、MAXタイプと呼ばれる大当りが1/399のタイプがホールを席捲していました。MAXタイプが全盛の時にはヒット機種がたくさんあり、2008年に登場した「 CR牙狼」、ロングSTが魅力の「CR牙狼 金色になれXX」、MAXタイプの人気を決定づけた「 CR花の慶次−雲のかなたに−」、MAXタイプのバトルタイプと言えば「CRぱちんこウルトラマン」や「北斗の拳 剛掌」など。少し考えただけでもこれだけの機種が思い浮かびました。現在でも後継機が出ている機種ばかりですが、MAXタイプ並みの人気を維持しているシリーズは少ないですね。

MAXタイプで大ヒットした機種に共通しているのが、全て高継続率の機種ばかりと言うこと。やはり、MAXタイプの時代から、2021年の時代まで一貫して言えるのは継続率の高さですね。時期ごとに確変ループタイプが流行る時代や、ロングSTが流行る時代、1種2種混合機が流行る時代など多少の違いはあるものの、ヒットする機種はほぼ継続率が高いと言えます。やはり、パチンコユーザーが求めているのは射幸性の高さと言って良いのかもしれません。しかし、射幸性の高い台ばかりになると規制が入ってしまうので、そのさじ加減が、今後のパチンコ業界には大切ですね。

まとめ

今回は、パチンコユーザーが求めているパチンコの出玉形態について、現在から過去にさかのぼって調べてみました。いつの時代もパチンコユーザーが求めているのは、高継続率の夢が見られる射幸性の高い台だということがわかりましたね。今後のパチンコ人気のカギを握るのも、そういった射幸性の高い機種となるでしょう。また、遊タイムや設定付きパチンコも、ホールの使い方次第では大ヒットに結びつく可能性を十分に秘めています。今後のパチンコ業界に、まだまだ期待していきましょうね。